《2026年最新/G刻印》エルメスの製造年刻印とは?刻印の見方・年代一覧・査定への影響を現役鑑定士が解説

エルメスのバッグをお持ちの方なら、「刻印」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
エルメスのバッグには、革にアルファベットなどが刻まれているものがあり、この刻印から製造された年代を読み取れる場合があります。
「このバーキンは何年製なの?」
「手持ちのピコタンの刻印は何を意味しているの?」
「古い刻印のバッグは買取価格が安くなる?」
このような疑問をお持ちの方も多いと思います。
この記事では、ブランド品の買取・査定を行うL-link(エルリンク)の鑑定士が、エルメスの製造年刻印について、年代ごとの違いや刻印の見方、査定時に確認するポイントまで詳しく解説します。
エルメスの製造年刻印とは?
エルメスのバッグなどに見られるアルファベットの刻印は、一般に「製造年刻印」や「ブラインドスタンプ」と呼ばれています。
刻印の形式は年代によって変化しており、アルファベットだけのものや、アルファベットを「○」や「□」で囲んだものなどがあります。
特にバーキンやケリーなどは、年代によって刻印される場所も変化しています。
ただし、刻印だけを見てバッグの本物・偽物を判断することはできません。
実際の真贋判断では、刻印だけでなく、革の質感、ステッチ、金具、ロゴ、フォルム、付属品、製造仕様など、複数のポイントを総合的に確認する必要があります。
エルメスの製造年刻印はどうやって読む?
エルメスの製造年刻印は、基本的にアルファベットと「囲みの有無・形」を確認することで年代を推測できます。
大きく分けると、以下のような変化があります。
| 年代 | 刻印の特徴 |
|---|---|
| 1964~1970年 | アルファベットのみ |
| 1971~1996年 | アルファベットを○で囲む |
| 1997~2014年 | アルファベットを□で囲む |
| 2015年以降 | 囲みのないアルファベット |
この年代区分は、現在一般的に流通しているエルメスの刻印資料をもとにしたものです。
1964~1970年
1964年から1970年頃までは、アルファベット1文字が単独で刻印される形式が使われていました。
1971~1996年
1971年からは、アルファベットを「○」で囲んだ刻印が使われています。
例えば「○A」「○B」のように、アルファベットの周囲に丸い枠があるのが特徴です。
1997~2014年
1997年からは、アルファベットを「□」で囲む形式へ変更されています。
そのため、古いエルメスを査定する際には、
「アルファベットが何か」だけでなく、「○なのか□なのか」
を見ることが重要です。
2015年以降
2015年頃からは、再び囲みのないアルファベットが使用されるようになりました。
ただし、以前のようにアルファベットが単純にA→B→Cと順番に並んでいるわけではありません。
例えば、
- 2015年:T
- 2016年:X
- 2017年:A
- 2018年:C
- 2019年:D
- 2020年:Y
- 2021年:Z
- 2022年:U
- 2023年:B
- 2024年:W
- 2025年:K
- 2026年:G
といった製造年として読み取ることができます。
※ただし、これらの年代表はエルメスが公式に一般公開している一覧ではないため、刻印からの情報だけで製造年を絶対的に断定するものではありません。
エルメスの製造年刻印・年代一覧
年代を確認する際は、「アルファベット」と「囲み」をセットで見る必要があります。
1964~1970年
| 刻印 | 製造年 |
|---|---|
| A | 1964年 |
| B | 1965年 |
| C | 1966年 |
| D | 1967年 |
| E | 1968年 |
| F | 1969年 |
| G | 1970年 |
1971~1996年
1971年からは○囲みのアルファベットが使用され、AからZまでのサイクルとなっています。
| 刻印 | 製造年 |
|---|---|
| ○A | 1971年 |
| ○B | 1972年 |
| ○C | 1973年 |
| … | … |
| ○Z | 1996年 |
1997~2014年
1997年からは□囲みのアルファベットへ変更されています。
| 刻印 | 製造年 |
|---|---|
| □A | 1997年 |
| □B | 1998年 |
| □C | 1999年 |
| … | … |
| □R | 2014年 |
2015年以降
2015年以降は囲みのないアルファベットが使われています。
代表的な対応は以下の通りです。
| 刻印 | 製造年 |
|---|---|
| T | 2015年 |
| X | 2016年 |
| A | 2017年 |
| C | 2018年 |
| D | 2019年 |
| Y | 2020年 |
| Z | 2021年 |
| U | 2022年 |
| B | 2023年 |
| W | 2024年 |
| K | 2025年 |
| G | 2026年 |
なお、2026年時点ではG刻印を2026年製造として扱いますが、エルメスが公式に一般向けの製造年対応表を公開しているわけではないため、査定では刻印だけで年代を断定しないことが重要です。
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エルメスの刻印はどこにある?
刻印の場所は、モデルや製造された年代によって異なります。
バーキンの場合

古い年代のバーキンでは、ベルトの裏側などに刻印されているものがあります。
一方、近年のモデルではバッグ内部(向かって正面の左側奥)の側面上部の革部分(ベルト穴付近)に刻印されるケースがあります。
ケリーの場合

古い年代のケリーでは、ベルトの裏側などに刻印されているものがあります。
一方、近年のモデルではバッグ内部(向かって正面の左側奥)の側面上部の革部分(ベルト穴付近)に刻印されるケースがあります。
※ポシェットケリーやミニケリーなど、モデルなどによっても異なります。
ピコタンなどの場合

ピコタンをはじめとしたモデルも、製造年代や仕様によって刻印の場所が異なる場合があります。
近年のモデルではバッグ内部の側面辺りなどに刻印されるケースがあります。
無理に革を引っ張ったり、尖った物で探したりすると、革を傷める可能性があるため注意してください。
「刻印がないエルメス」は偽物?
これは非常に多い質問です。
結論からいうと、
刻印が見つからないという理由だけで偽物と判断することはできません。
理由としては、経年劣化などにより刻印が非常に薄くなっていたり、新品でも場所が分かりにくかったり、カラーや素材によっては見えにくいケースもあります。
そのため、刻印だけを理由に「本物」「偽物」と判断するのは危険です。
刻印だけでエルメスの真贋は判断できる?
刻印は真贋判断の重要な手掛かりの一つ
刻印は、エルメスの真贋を確認する際の重要なチェックポイントの一つです。
しかし、
「刻印が合っているから本物」
とは限りません。
現在は、偽物側でも実在する年代の刻印を再現しているケースがあるためです。
そのため、実際の査定では、
- 刻印
- ロゴ
- フォント
- ステッチ
- 革の質感
- 金具
- ファスナー
- バッグの形状
- 内側の仕様
- 製造年代との整合性
- 素材やカラー
- 付属品
などを総合的に確認する必要があります。
特に、刻印の年代と購入時期やバッグの仕様が一致しているかも重要な確認ポイントになります。
エルメスの製造年は買取価格に影響する?
製造年は、エルメスのバッグを査定する際に確認する情報の一つです。
ただし、
「新しい刻印だから必ず高く売れる」
という単純なものではありません。
実際の買取価格は、
- モデル
- サイズ
- 素材
- カラー
- 金具の色
- 商品状態
- 人気
- 付属品
- 市場相場
- 製造年
など、複数の要素によって決まります。
例えばL-linkの買取実績でも、バーキン25のK刻印、ケリー25のK刻印、ミニケリー2のW刻印など、年代やカラー、状態や付属品なども異なる条件のエルメス製品を取り扱っています。
そのため、製造年だけを見て「このバッグはいくら」と判断することはできません。
L-linkの鑑定士がエルメスの刻印を見るときのポイント
L-linkでは、刻印だけを単独で見るのではなく、バッグ全体との整合性を確認することが重要だと考えています。
例えば、
① 刻印そのもの
アルファベットの形(フォント)や刻印の入り方などを確認します。
② 刻印と製造年代の整合性
その刻印から推測される年代と、バッグの仕様や購入時期などに矛盾がないかを確認します。
③ 刻印以外のディテール
革、ステッチ、金具、ロゴなど、バッグ全体を確認します。
④ 商品状態
製造年が古いからといって、必ずしも査定額が低くなるとは限りません。
ヴィンテージとして評価される商品もあるため、状態やモデル、カラー、素材などを含めて総合的に判断します。
実際のL-linkの買取実績
L-linkでは、実際のエルメス製品の買取実績に「刻印・製造年数」を掲載しています。
例えば、

については、2026年1月19日の買取実績として掲載しています。状態は新品未使用程度で、当店買取価格は315万円でした。
また、

についても、2025年12月18日の買取実績として掲載しており、状態は一般的な中古品程度で、当店買取価格は176.5万円でした。
このように、L-linkでは査定時に刻印・製造年数を確認しながら、モデル・素材・カラー・状態・付属品などを総合的に判断しています。
エルメスの刻印についてよくある質問
Q. 刻印があれば本物ですか?
いいえ。
刻印は真贋判断の参考になりますが、刻印だけで本物と断定することはできません。
バッグ全体の作りや素材、ステッチ、金具などを総合的に確認する必要があります。
Q. 古い刻印のエルメスは買取価格が安くなりますか?
必ずしもそうとは限りません。
モデルや状態、素材、カラー、需要などによって査定額は大きく変わります。
Q. 刻印が薄くて見つかりません。偽物でしょうか?
刻印が薄い、または見つけにくいというだけで偽物とは判断できません。
無理に革を傷つけて探すのではなく、専門の鑑定士に確認してもらうことをおすすめします。
Q. 刻印だけで買取価格を教えてもらえますか?
刻印は査定時に確認する重要な情報の一つですが、買取価格は刻印だけでは決まりません。
モデル、サイズ、素材、カラー、状態、付属品、市場相場などを確認する必要があります。
まとめ|エルメスの刻印は「年代を知る手掛かり」の一つ
エルメスの製造年刻印は、バッグがいつ頃製造されたものなのかを知るための重要な手掛かりです。
特に、
- 1964~1970年:アルファベットのみ
- 1971~1996年:○囲み
- 1997~2014年:□囲み
- 2015年以降:囲みなし
というように、年代によって刻印の形式が変化しています。
ただし、刻印だけで真贋や買取価格を判断することはできません。
エルメスの査定では、刻印だけでなく、モデル・サイズ・素材・カラー・状態・金具・付属品・市場相場などを総合的に確認することが重要です。
「自分のエルメスは何年製なのか知りたい」
「刻印は確認できたけれど、価値が分からない」
「古いエルメスでも売れるのか知りたい」
という方は、ぜひL-linkへご相談ください。
L-linkでは、鑑定経験豊富な査定士がエルメスを含むブランド品を査定しています。
まずは現在の価値を確認するだけでも、お気軽にお問い合わせください。
お持ちのブランド品の価値を、まずは無料でお確かめください
お電話でのご相談:0800-805-1961



